車の維持費はいくら？in アメリカ【駐在員の実績を公開】

貯金を妨げる要因の一つとして車の保有が挙げられます。

車体価格に加えて、車の維持費が高いからです。

また、トヨタ自動車社長の豊田章男氏が下記のようなコメントを残されていました。

日本のクルマは維持費がかかり過ぎ、これをなんとかしたい。

(中略) 世界でみると（日本の自動車保有税）とんでもなく高いです。

引用: 豊田章男自工会会長、「自動車の税金はすべて軽自動車レベルに！」日本は米国の31倍

同記事では、日本とアメリカで31倍も税金が違うと強調されていました。

それでは、アメリカと日本で一体どれだけ車の維持費が違うのか、私の経験を基に計算してみました。

年間維持費の比較

結果は以下の通りでした。

個人的には、思ったより維持費に差が無いと感じました。

ただし、項目ごとに見てみますと日本とアメリカで大きく違う部分がありましたので、

以下一つずつ解説していきたいと思います。

税金関連はアメリカの方が安い

日本では自動車税と重量税合わせて5万円以上払っていました。

一方、アメリカでは重量税がそもそもありません。

また、自動車税とカテゴライズしていますが、正確にはそのような税金はありません。

車両登録をする時の費用 (Registration Fee)として、年間75ドル支払っているのみ(日本円換算で約8250円)です。

中西部の比較的年収が低い地域でも、車は生きていく上で必須ですので、かなり安くされているものと考えられます。

日本では車は一律で贅沢品と考えられていますが、田舎ではアメリカと同じですよね。

県や地域ごとに、税負担や還元をするような工夫があっても良いように感じます。

保険料はアメリカの方が高い

日本でも、自賠責保険と任意保険を合わせると年間で約10万円かかっていました。

アメリカでも車の保険は必須であり、自賠責(liability insurance)に任意保険(Optional insurance)を付け加えるイメージです。

アメリカは自動車事故が多いということもあってか、保険料が高く、昨年度は約15万円支払いました。

赴任直後はアメリカでの信用が無かった為、更に高く年間20万円以上はかかっていたと思います。

車検代・点検代の合計は日本の方が高い。

日本では2年に1回車検で約10万取られていました。

2日くらい待たないとダメですし、何でこんなに金かかるんだろうってくらい取られますよね。

一応、アメリカでも2年に一度車の点検(Car Inspection)が義務付けられています。

ただし、ほとんどドライブスルー感覚で終わり、排気量をちょろっと計算して10分ほどで終了。

そして、私の場合は無料でした。。。

ただ、メンテナンス費用は少々かかります。

町の車屋さんで、1回のオイルチェンジで30ドルくらいかかります。

ディーラーで点検した時には、3時間待たされた挙句200ドル近く請求されました。

アメリカは基本的に人件費が高いので、サービスがかかるところは少し割高感があります。

ガソリン代と高速代を合わせると日本の方が高い

ガソリン自体の値段は、日本と比較すると4割程度アメリカの方が安いです。

高速代も非常に安く、100~200km運転しても往復で10ドルかからないくらいです。

ですので、基本的にはアメリカの方が安いです。

ただ、アメリカの方が走行距離が長く、また車の燃費も悪いことから、総額はそこまで大きく変わらない結果となりました。

まとめ

以上私の実体験を基に、比較してみましたが思ったより大きく変わりませんでした。

ただし、アメリカの都市部以外では公共の交通機関も発達してませんし、歩道もあまりありません。

生活必需品としてお金を払っていますので、金額以上の価値はあるように感じています。

以上です。